takuwan's blog

感じたことを書きますよ

2019年以降における、フリーランス・スタートアップの経済的リスク

株式投資を少々やっていることもあり、最近マクロな経済指標が芳しくないことに目がいってしまいます。

自分はいまフリーランス(個人事業主)の立場で、0 → 1の事業を伸ばす仕事(スタートアップの立ち上げ)に複数携わらせて頂いています。私のクライアントにとっても私個人にとっても、こうした経済状況はリスクとしてちゃんと認識して立ち回らないといけないなと考えていて、さらっと頭の中を整理します。

(雑にさらっとまとめるうえ、私はソフトウェアエンジニアであり、経済は専門ではないので、内容の保障はしかねます。というか、自分でもググってほしいです。ただの素人の一解釈なので。)

 

 

いま起きていること

個人的に頭に残っている、マクロな指標やニュースについて。

貿易戦争

まず挙げるべきはトランプ・ショック、また米中の貿易戦争にはじまる保護主義経済政策の流れがありますね。

保護主義政策をとって一番損をしないのは米国になるという試算がトランプ陣営にあるのではないかとか、各媒体で喧々諤々と議論されていますが、とりあえず景気の悪化につながっているのは間違なさそう(ググったら色々記事は出てくるので割愛)。

自分はまだ実感ないのですが、父とLINEで通話するたびに「トランプやばい」みたいな話を聞かされるので、実感がある業界に身を置いている人には只事ではない模様。

 

国内不動産のバブル

SUUMOなどで23区のマンション価格を見ていただきたいのですが、都内2LDKで億超えとかが普通な価格帯になっていて、たとえ年収1000万円あってもそうそう手を出せない状態になってます。

新築マンション市場は、マンションを建てても売れないのが見えているので低迷するという予測が一般的ですが、とはいえ中古マンションですら結構高いという...

マンションの価格は2013年から上昇し続けており、どこかで弾けると思いますが、日銀の金融緩和終了(金利の上昇)がきっかけにもなりそう。さらには、金融緩和の終了するタイミングとしては、黒田総裁退任、安倍政権交代、金融緩和の限界としてソブリンリスク顕在化とか色々ありそう。住宅ローンの金利が上がったりするので、そうするとマンション価格が一気に下がる見立てでいます。(というか、このゼロ金利政策は麻薬みたいなもので非常にやばいものに思えます。)

下記のちきりんさんのブログが一番わかりやすく分析されているので、ご一読をば。

chikirin.hatenablog.com

 

個人的には、中古住宅の売買領域は大手の寡占市場なので、市場が低迷したときに次に何が起きるのか非常に楽しみです(狙っています)。


海外不動産の価格高騰

海外の住宅価格も高騰してます。
Zillowは日本でいうSUUMOみたいな米国大手の不動産メディアで、そこが色んなレポートを出してます。下記リンクではカルフォルニアの物件価格に関する情報がざらっとグラフ化されていますが、2013年以降の各指標の伸びが凄いです。(価格が高騰してます。)リンクはカルフォルニアのものですが、それ以外の主要都市もだいたい似たような感じです。

https://www.zillow.com/home-values/

米国の不動産価格がバブルなのかは、私は現地にいないこともあって確信をもった判断はできないのですが、賃貸契約の比率が上がっていたり、米国の友人は「家高すぎて買うなんて無理だぜ」みたいなこと言ってたのもあり、米金利の上昇は米国の不動産業界にとって痛手になるのは違いなさそう。既に米国は金利あがってますが、パウエルさんがこんなこと言って牽制してたのが印象的です。(金利は上げたいけど、上げたら景気が悪化するのもわかってるから、ほどほどにしますよとアピール。)

jp.reuters.com


景気循環論

近い将来景気が悪くなるんだろうなと自分に妙な納得感を与えてしまったのが景気循環論で、景気は良くなったり悪くなったりを定期的に繰り返しているよねといった理論です。

詳しくはマクロ経済の教科書なりググったりしてもらいたいですが、この論に則れば、そろそろ景気後退してもおかしくなさそうな感じです。(自分が説明しても多分間違った説明になりそう。)

立ち読みした東洋経済やらエコノミクスやら、諸経済誌でも景気循環を論拠の一つとして景気後退が予測されていたので、わりとメジャーな解釈だと認識しています。

 

その他

オリンピック需要、最近原油価格が急落していること、消費税増税などなど

 


不況下での立ち回り方

スタートアップ(起業しろ的なやつ)、フリーランス、さらには副業(複業)とか色々流行っていますが、上記のような景気の悪化リスクが顕在化しつつある中で、どういう動きが取れるだろうかと簡単な考察です。

 

スタートアップ

資金調達環境が悪くなり、現在のような高いバーンレートを維持できなくなります。最近はそこらへんの普通の人でもエンジェル投資家としてベンチャーを探し回っていたりしますが、そういうエンジェル投資家は一気に減りそうです。(所謂スタートアップ村的なところにいそうな人たちは、そういうことを既に言ってます。)

いまはバリュエーションばかり高くて実態がないスタートアップは意外と少なくないですが、そうしたスタートアップは力尽きて無くなるでしょうし、また赤字を掘ってばかりでマネタイズできていない小規模スタートアップも、いまの調達環境なら調達できても、不況下では調達できず無くなるところも増えるでしょう。株価も冴えないので、IPOせずプライベートカンパニーとしてしばらくやっていく企業もありそうです。

スタートアップにとって不況はメリットとなることもあると思っていて、よりユーザーのペインに刺さったプロダクトが生まれやすい環境という捉え方もありそうです。(ちゃんと課題の解決になっていないものは、シビアにお金を払ってもらえない。)MSは石油危機の最中に生まれたらしいですし、結局はアイデアと創業者次第。

ただ、ハイリスク・ハイリターンなアイデアと、ローリスク・ローリターン(そこそこ儲かるよう)なアイデアがあるとき、今だったら間違いなく前者を真っ先にやるけれども、後者から取り組んで死なない体力をつけてから前者に取り組む、という選択肢を取ることで失敗のリスク低減を図るスタートアップとか増えそうですね。マネタイズしながら検証を進められるアイデアが好まれたり、受託しながら進める企業が増えたりとか。

いまはわりとふわっとスタートアップに転職している人が少なくないように感じていますが、今後スタートアップに転職するなら、①ユーザーのペインにちゃんと刺さっているのか、②事業としてグロースできるのか(マネタイズできるのか)をシビアに見定める必要があるように感じます。(実態は微妙なのに無理やりExitさせる例はいまよりずっと減るでしょうから。)

 

フリーランス

リーマンショックの経験者に聞く限り、基本的には仕事は減るし単価は落ちます。一般的なフリーランスは、2018/12現在の単価を維持したままだと仕事を受注できなくなります。

私と縁がある某社ではリーマンショック当時外注コストをかなり切っていて、プロジェクトは幾つも中止されたりと、経験者はみな「ひどかった」と口にしています。

いまはフリーランスエンジニアの結構な割合の人がSESで大企業に入って働いていたりしてますが、いつでも契約を切れることを重視してSES契約を結んでいる大企業もあるので(そういう企業を知っているので)、重要なロールを担っている人以外は契約が終わる可能性が少なくはないです。(過去にそういうことがありました)。リーマンショック時は、腕のある人のみフリーランス(エンジニア)でやっていけたとのことで。

20代だとフリーランスになるほうが手取りが増えるというので、フリーランスになる人が多い(お勧めする・煽る人も少なくない)ですが、歴が浅いジュニアレベルの人は、今のうちにビジネスが確立している大企業・有望企業に正社員として入ることをお勧めしたいと思ってます。強い人は、不況もなんのそのでしょう。

 

副業(複業)

リーマンショックの経験者に聞く限りだと、今後の景気悪化と共に単価は結構下がるだろうと考えられます。が、正規雇用されている分収入が途絶えるリスクは少ないと思われるので、副業は一生懸命続ければ良いのかなと思ってます。

ただし、副業をする際には青色申告を税務署に提出して個人事業主になる人が多いと思いますが、個人事業主は失業保険を受けられなくなるのでそこだけ注意です。

失業保険を受給しながら転職活動をする人は自分の周りにはちらほらといますが、景気の良し悪しとは関係なく、青色申告が提出されているとそういう動きは取れなくなります(退職直前に廃業届だしても受給できるのかもしれませんが、私は知りません)。副業のデメリットとしてもっと語って良い点だと思っています。

 

 

私はどうするのか

こう色々考えはするわけですが、結局のところ自分の想いは変わらないわけで、こうした考えを周囲に伝えつつ、引き続き0→1をつくり続けていきます。